コアコンディショニング シンポジウム 2004 基調講演・事例報告

第2回コアコンディショニング シンポジウムが、「コアコンディショニングの全貌」というタイトルで、去る10月2日(土) 目黒雅叙園で開催されました。 競技スポーツに大ブレークした2002年から2年。現在、多くのストレッチポールファンには「コアコンディショニングは、身体各部をゆるめリセットする癒しのメソッド」として浸透しています。
しかしながら、各界のトップ1%は「コアストレングス」を採用し、今回素晴らしい結果を出しています。
ここで明らかになった「コアストレングス」の成果」(副題)を各分野から発表していただきました。

〜オープニング〜

映像画面にドーンと現れたのは、フジテレビで9月12日に放映された「Another HIRO」。
アテネ五輪 銀メダリスト“シンクロデュオ”を指導するのは、白木 仁先生(筑波大学)。
番組では「ストレッチポール」という商品が脚光を浴びていました。
しかし実際に選手の皆さんが行っている事は水中運動時の要、体幹軸を作る「コアストレングス」でした。
これはJCCAが自信を持って推奨するメソッドそのものでした。

photo「コアストレングスの実際と成果」

マスター研究員会山下光子先生(JCCAマスターインストラクター)
山下先生が現場で行っている「コアコンディショニング シェイプ」プログラムの成果を発表していただきました。
レッスン前後の身体各部の形態計測データから、体幹部の引き締めに効果的であることが明らかとなり、雑誌社からの依頼をいただいたほど、画期的なものでした。今後、ダイエットの新たな提案になるやも知れないと予感されます。

photoマスター研究員会 西野善昭先生(JCCAマスタートレーナー)
西野先生は、国内トップの取材競技選手を何人も指導されるストレングスコーチです。発表映像の中にも日本チャンピオンはじめ3選手をモデルに、ストレングストレーニング前に「コアストレングス」をかけた場合とかけなかった場合とでの比較を発表いただきました。映像からも挙上時のスムースさが明らかに違い、 挙上重量もアップしておりました。それ以外の成果として
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@ボディサイズ、姿勢の変化 Aストレングストレーニング時のフォーム改善
B静止倒立時の重心の変化 C選手の自覚するバランス感覚
が発表されました。
※スタビライザーについては、9/27発行「コーチングクリニック」“インナーマッス ル&コア”に鈴木俊一先生(川口工業病院)も書かれております。
商品の購入は、会員特典10%offをご活用ください。問い合わせ 052-324-5128

最後は、横浜研究委員会全員が舞台に上がり挨拶をしました。
研究員会は、安田委員長のもと、毎月1回仕事を終えた19:00から委員長のクラブに集まり、夜中の2:00近くまで事例を持ち寄り討論と検証を行っています。
またそれぞれが課題を現場に持ち帰り検証していくということを昨年来行っていただきました。
この横浜の例を見て先月からは名古屋でも、同じような委員会が発足しました。
各地でご希望の方は、協会事務局までご連絡ください。

蒲田プロジェクト

普及を始めた2002.3月から、競技スポーツのみならず多ジャンルで、多くの改善及び成功事例が出るものの、体感、体験などの感覚としての報告ばかりでした。
2004.8月から蒲田和芳先生(コロラド大整形外科)がプロデュースし、横山茂樹先生(長崎大学医学部保健学科)に倫理委員会を置き、山本大造先生 (大阪 貴島病院本院付属クリニック)、杉野伸治先生(長崎 貞松病院)の2医院で、「科学的根拠の立証」を目指したプロジェクトがスタートしました。

photo横山茂樹先生(長崎大学医学部保健学科理学療法学専攻)
このプロジェクトの主旨とねらいをご説明いただき、解剖図を使った解説と研究意義としての腰痛改善がもたらす「医学経済的な効果」を発表いただきました。また、昨年も斎藤明義先生(日大病院)からもご指摘を受けていたリスクの管理についても取り組みへの留意も提案されました。

photo杉野伸治先生(長崎 貞松病院)
杉野先生からは、研究内容の進行状況報と、次の11項目の仮説立証を目指した研究が進められている報告がありました。

@背臥位での脊椎カーブが平坦化する A背臥位において胸郭を挙上する
B胸椎伸展可動域を改善する     C脊椎の屈曲可動域は改善しない
D体幹の回旋可動域を改善する    E立位の脊椎アライメント(円背)を改善する
F肩甲上腕関節屈曲可動性を改善する。
G肩関節最大屈曲時の肩甲胸郭関節の適合性を改善する。
H肩関節最大屈曲時の胸椎伸展・胸郭拡張が改善する。
I股関節伸展可動域が改善する。   J股関節外転可動域が改善する
などといった仮説を立て、11項目の仮説証明を行っていただきました。

photo山本大造先生(大阪 貴島病院本院付属クリニック)
蒲田プロジェクトを進めるとともに「100年メソッドの確立」のために、臨床事例と医学的な根拠の両輪をそろえる必要性が説明され、来年の研修会報告を目指して「アンケート調査」の提案がされました。これは人手と時間を要せず行え、初回に説明を入れると5分必要ですが、次回からはクライアント本人ができるアンケートです。
私たちにも蒲田プロジェクトの一員に加わるチャンスなのです。
アンケート調査にご協力いただける先生方は協会事務局までお電話ください。 052-324-5128

「フィットネスにおけるコアコンディショニングの取組みPart2」

photo有吉与志恵先生(理事) 坂本のり子(マスタートレーナー)『あれから1年コアコンディショニングの威力』
昨年の報告から更なる進化を遂げ、またまた改善報告が総数3299件のアンケート調査になり帰ってまいりました。ご希望の方はシンポジウムパンフレット(¥680)をお求めください。郵便振替でお送りします。

photoその進化の証拠は、一般(しかも高齢)の方々にも「コアストレングス」の成果が発表される。

その発表の中で印象深かったのは、『安定が安心をよび成果を作る』(岩崎会長語録)のとおり、JCCAで唱えているコアコンディショニングの原則「ポジショニング」が最重要であり、「ポジショニング」により成果が出る出ないが決まるとも語られた事でした。
(詳しくは、「講習会」http://www.jcca-net.com/schedule/bir.html

その後、坂本のり子先生率いる健美クラブの皆さんによるエクササイズが披露されました。トップアスリート達でも難易度の高い、両手両足上げを見事に完成!!!感動的な演技でした。リセットを定着するには「コアストレングス」が必要で在ることを見せつけられた気がしました。

photo「競技スポーツにおけるコアコンディショニング」岩崎由純会長

最後は昨年同様、岩崎由純会長。冒頭はイチロー(マリナーズ)のシーズン安打数大リーグ新記録の発表で始まりました。
「競技スポーツにおけるコアコンディショニング」の題目で、アスリート達の使用例が明らかになりました。

  1. 最初に映像で紹介されたのが、アテネ五輪陸上チーム帯同トレーナー曽我武史先生 (ミズノトラッククラブ)。曽我トレーナーが独自の手法で使っているショートポールの使い方の紹介されました。
  2. 次に、テニスプレーヤーの伊達公子さんがロンドンマラソンに挑戦する様子を放映された映像と共に、指導に当たったマスタートレーナーの中野ジェームズ修一先生から報告されました。
  3. 9月20日に川島選手の世界戦初防衛成功は記憶に新しいと思いますが、その川島選手の指導をなさっている中村忠先生(横浜中央鍼灸整骨院)も指導現場の映像で登場しました。
  4. 昨年は、パーキンソン患者の事例報告をしていただいた渡辺なおみ先生は、知っていた方は少ないと思いますが、実はオリンピック候補までなったマラソン選手だったのです。なおみ先生からも現在、指導されている指導事例が報告されました。
  5. 研究員会委員長の安田栄一先生からは、今講習会等で盛んに使われ、コアコンディショニングをあらわすのに重要語になっている「親重力」の説明がありました。脊柱をストレッチポールで、下から支え正に重力と親しくなることで成果が生まれています。

【 閉会の辞 】
最後は、人柄の良さが溢れる日暮清副会長のホンワカあたたかい挨拶で第2回シンポジウムが無事終了となりました。

【 懇親パーティ 】
今年も雅叙園の料理に舌鼓。多くの方にマイクを向け、それぞれ今後の活動について意気込みを語っていただきました。
賑やかでとても楽しい時間となりました!

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